関係者各位

 
　在ベトナム日系企業にとって、労働法制・労務管理は、一つの大きな山になっています。頻繁に発出される労働法令・通達をどう解釈すればいいか、企業労務管理現場の実務との矛盾をどう解決すればいいか・・・、疑問や苦情、戸惑いが多い。

 
　これらの問題の抜本的な解決には、日常的に労働法制の立法官庁側と直接に持続的な対話を持ち、法令解釈や助言をもらうこと、さらに、これに基づいて、企業の労務管理実務に最適化された具体的な提案が出されることが欠かせません。適法性、合理性、実務性、恒常性と即時性という5つの条件を満たすことです。

 
　弊社エリス・コンサルティングは今年11月に、ベトナム労働傷病兵社会省（MOLISA）法制局に対し、在越日系企業に対する労働法制度・労務管理への支援協力を要請する提案書を、初の民間企業として提出し、説明を行いましたところ、早速同局から全面的な協力を提供するとの快諾と確約を取り付けました。具体的には、来る2016年4月から下記項目の定期運営をもって本プロジェクトをスタートいたします。

 
　① 弊社主催のベトナム人事労務セミナー・勉強会には、労働省法制局から責任者・担当者を派遣し、その場で法令の解釈・説明や助言を行い、質疑応答や相談に対応します。

 
　② 弊社労働法専門家が労働省法制局の責任者・担当者と定期会合をもち、法令条文の解釈、実務運用について協議し、企業の管理実務に順応すべく弊社から提案も行い、関連情報・意見を共有します。

 
　③ 上記官庁との恒常・持続的情報・意見の共有に基づき、弊社は定期セミナー・勉強会並びにレポート配信、企業個別相談など多様なチャンネルを通じて、在越日系各社の人事・労務管理制度・実務の最適化に情報提供、助言・提案してまいります。

 
　上記を踏まえて、第一弾として来る2016年4月にベトナム現地および日本（東京）で、ベトナム労働省法制局との提携により、特別セミナーを行うことが決まりました。在越日系企業各社のご要望をより的確に反映すべく、これに先立って、下記の通り、モニター勉強会を1月27日・28日の両日にホーチミンで開催することになりましたので、ご案内申し上げます（モニター勉強会詳細：https://www.eris.asia/seminar_list/1313 ）。

 
エリス・コンサルティング　アジア事務局
ERIS Vietnam Co., Ltd.
2015年12月28日