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【総合】中国からアジアへシフトしても、富裕層ビジネス敗色濃厚

配信:2017-02-20

 製造業だけでなく、サービス業も中国からASEANへのシフトが拡大している。

 
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は2月16日、2016年のサービス業の海外進出調査結果を発表した。進出先で最も多かったのは前回調査(14年)に続き中国だったが、全体に占める割合は3.5ポイント減り63.4%となった。一方、ASEAN各国への進出は伸びており、ジェトロは「富裕層の拡大を背景に中国からシフトしている」とみている。(2月16日付「日本経済新聞」Online記事)

 
 東南アジアの富裕層がここ数年増加し、相対的に貧困層の人口は減少する傾向にある。金融サービス会社のマッコーリー・グループによると、消費者ビジネスに関しては中間所得者向けよりも富裕層向けの方が魅力的だという。富裕層は絶対数は少ないものの、人口の伸び率は高く、消費単価も総量も大きいからだ。

 
・・・(以下略)

 
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