中国の税率は世界的に見ても、それほど高いとはいえない。けれど、政府は最近大幅減税を叫んでいる。7月から、何と年間1兆元規模の減税に踏み切るのだという。

 
　明細を見てみると、パスポート申請費用の引き下げや個人商業保険の税控除優遇などと多彩である。まあ、結構なことではないか。と思いつつも、あれあれ、携帯電話の国内ローミング・サービス料金の廃止なども綴られているのではないか。

 
　携帯電話のサービス料金、これは税の部類に入るのだろうか。中国の携帯電話は確かに国営ではない。民間運営の携帯電話会社に対し、政府はなぜ、ローミング・サービス料金の廃止を指示できるのか。不思議で仕方ない。

 
・・・（以下略）

 
記事の全文閲覧は、顧客向け「ERIS中国経営レポート」