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【中国】毛沢東の顔が見えません!赤色警報とともに「避霧」商機も

配信:2017-01-7

 「こちらは北京。いま私は天安門広場に立っておりますが、天安門の毛沢東像がまったく見えません。そちらはどうですか?」
 「こちらは○○市。いま私は手に100元札を持っておりますが、札の毛沢東像もよく見えません」

 
 中国人にユーモアのセンスがないと言ったのはどこの誰?笑うに笑えない、こんなブラックジョークから社会のいろんな側面が映し出されている。

 
● 最高レベル「赤色警報」の連発

 
 去る12月16日晩から21日深夜にかけて、北京市などでことし初めて大気汚染が最も深刻な「赤色警報」が発令され、華北地区を中心に汚染が続いた。4億6000万人に影響が及んだ。地域暖房のための燃料消費の増加や風向きが原因で微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が上昇・滞留。当局は汚染源の一つである排ガスを減らすため、車のナンバーを奇数と偶数に分けて日替わりで通行を規制した。

 
 同21日付の英「フィナンシャルタイムズ」などによると、20日には北東部の24都市に赤色警報が発令された。学校が休校となり、交通規制が敷かれ、市民は屋外に出ないよう勧告された。視界不良のため航空便の欠航や高速道の閉鎖が相次ぐなど、市民生活に影響が出た。

 
・・・(以下略)

 
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