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【中国】米中貿易戦争の暗雲、米国債移管で有事に備える
トランプ米大統領が、為替や貿易分野でドイツや日本、メキシコに集中砲火を浴びせているものの、米中間は不気味な静けさに包まれている。トランプ大統領の就任後、二国間の正式な対話がまだ一度もない。
この種の静けさは、嵐の到来を意味しているのか。不安が漂っている。中国社会科学院委員・余永定氏は2月6日に「財新網」で次のように分析している。
「全体的な文脈から読むと、2つの可能性がある。すなわち、通貨・貿易戦争かプラザ合意に近いような形ではないか。中国に対する為替操作国認定の可能性も大きいことから、中国は準備をしたほうがよいだろう」
・・・(以下略)