中国・アジア情報
【中国】マネーには愛国心なし、中国企業の海外進出で常識を変える
「中国製造業、米国での生産が一段と理にかなう時代に」。――2月28日付けのウォール・ストリート・ジャーナルの記事。一見常識外れのような命題だが、現実的には理にかなっているのだ。
中国国内の人件費高騰に苦しめられているのは外資企業だけではない。中国系企業も同様に悲鳴を上げている。そこで外資企業が中国から撤退するのに対して、中国系企業は海外進出に方向転換する。
トランプ政権が中国製品に対する米国の輸入関税を引き上げれば、中国企業の海外進出を一段と加速させる可能性がある。ベトナムなどの低賃金地域だけでなく、米国に工場設置し事業を拡大する選択肢も浮上する。
・・・(以下略)