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【総合】カタール危機の裏、サウジ王政維持をめぐる熾烈な闘争
サウジアラビアとUAEなど湾岸をはじめとするアラブ諸国が一斉にカタールとの国交を断絶した。陸海空全方位の国境遮断により、食料品が輸入に頼る小国カタールを一気に生存の危機に追い込もうとしている。
多くの日本人が、遠国カタールの危機にあまり関心を持たないようだが、今回のクライシスがもしかすると、今後の世界に大きな影響を与えるのかもしれない。国際政治という統治学上の重要領域、経営者にとっても事物の本質を見抜く力の養成に欠かせない学習の好機であるが故、これを取り上げて分析したい。
なぜ、カタールと断交しなければならなかったのか。表向きの理由は、カタールがテロリストを支援していることだが、裏にはカタールとイランがつながっているという背景が見え隠れしている。それにしても、そこまで強烈な行動に出る必要はあったのか。
・・・(以下略)