中国・アジア情報
【総合】「臣服」と「心服」、中国の周辺諸国取り込み戦略に学ぶもの
中国が国家のメンツをかけ、鳴り物入りのグローバル案件「一帯一路」は、重大な困難に直面しているようだ。
パキスタン、ネパール、ミャンマーの3か国はこのほど、中国が計画していた大規模水力発電所3か所の事業中止を発表した。総額200億ドル規模の大型プロジェクトだった。レコード・チャイナが12月4日付けの米華字メディア「多維新聞」の記事を転載した。
報道は専門家のコメントを引用し、「今回中止された3つの案件は、それぞれ背景や経緯が異なるものの、周辺の発展途上国は中国に大型インフラ事業を引き渡す代償は大きいと気付いたのだろう」とし、「中国の『一帯一路』構想は、周辺国に長期的な植民地化戦略ととらえ始められている」と伝えている。
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